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来年から「勉強する理由」を最重視する教育に

 文部科学省は、来年度から実施される新学習指導要領の内容を発表した。この中で、各教科について「勉強する理由」が最重要項目として掲げられたことが注目される。

 同省は、ホームページで「なぜ勉強するのかを知らなければ、勉強はできない。」と題した次のような文章を先月29日から掲載している。

 <新しい学習指導要領は、これまでの「勉強は義務だからやる」とか、「勉強のための勉強」といった考え方を廃し、「勉強する意味を知り、もっと学ぶ喜びを!」という理念のもと、各教科の学習を始める前に、なぜその科目を学ぶのかについてしっかりと知ることを重視しています。

 これからの教育は、「ゆとり」でも、「詰め込み」でも、単に「生きる」だけでもありません。

 全ての子供たちが、なんのために学ぶのか、つまり勉強することの意味をしっかりと理解し、学習時間全てを有効に使って欲しい。そのような思いで、新しい学習指導要領を定めました。

 例えば国語。これまでなぜ国語を学ぶことがいかに大切なことであるかを知らないで勉強していた子供がほとんどでした。でもこれからは、大人になってからの、仕事、家庭などについての実に多くの問題の原因が、不十分な国語能力によることなどをしっかりと、最初に理解してもらいます。

 国語に限らず、あらゆる科目に、それを勉強する意味がしっかりあるのです。今後は子供達全員にそのことを学んでもらいます。

 勉強する意味が分からない子供が一人もいなくなるまで、私たちは頑張ります。

 新学習指導要領、スタート。>

 このような文部科学省の方針に対しては、遅きに失しているという声もあるが、何はともあれ、こういうそもそも論的なあり方に変化してきたことについては、評価すべきだという声が多い。

投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)

※本記事は、対象となっている事柄について、無限に広がる未来の可能性の中のたった1つを描いているに過ぎません。 ですから、決して記事の内容を鵜呑みにしないでください。 そして、もし本記事とは異なる未来を想像したのなら、それを別の記事として書いていただけると幸いです。 このプロセスを通じて、私たちは未来についての視野を広げ、未来の可能性を切り開いていくことができるでしょう。

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