いよいよ東京オリンピックまで後、1年を切った。また、波紋を呼んだバスケットの身長別階級の導入が発表されてからも1年近く経つ。身長別階級の導入とは、国際バスケットボール連合と国際オリンピック協議会が昨年発表した、来年の東京オリンピックから、身長160㎝以下、190㎝以下、無制限の3段階に分けた「身長別試合」とする新ルールだ。
米国や欧州では、190cm台前半のバスケット選手が、バレーボールなどの他競技の練習を始めている例が多く見られるようになった。バレーボールなどでも高身長は有利であり、まだ身長別階級が導入されていないためだ。190cm台前半の選手だと、このままバスケットを続けても、「無制限階級」では低身長となり不利になってしまうからだろう。
こうした動きに対して、「そのスポーツが好きだからやっているのではなくて、勝ちたいからやるというのか」と批判の声も有識者らから出ている。一方では、スポーツ選手にとって「食っていく」ことが一番大切であり、自らの体格に応じて、合ったスポーツを選ぶ自由は尊重されるべきだとの考えも聞かれる。
わが国でも、190cm台前半、160cm台前半の選手がバスケットを辞め、代わりに180cm台後半、150cm代後半のバスケット選手が増えてきている。こうした事態を憂慮し、次回のオリンピックからはさらに細かく身長を区切り(160, 170, 180, 190, 200 cmなど)、バスケットに選手を呼び戻そうとする活動も一部のバスケット関係者ではみられるようだ。
投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)
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