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100人の超天才人類育成へ

 IMF管理下にある日本政府は28日、遺伝子操作、IPS細胞、脳育成物質等の技術を用いることによって、IQ測定不能でありながらリスクを取ることができる超天才レベルの人材を誕生させ、今後20年かけて育成する、「メタジーニアス100」計画を来年から実施すると発表した。

 日本では既に知能が極めて高い人間は、子供時代から既に学校で真面目に勉強をしても報われないこということに気づいてしまい、早い段階で「脱落」するようになり、たまたま大学を卒業するところまで行った者も、権力や責任といったリスクが関係する仕事は「割りに合わない」と、避けるようになったため、重要な仕事については能力が高くない人間が行うようになり、このままでは国が沈没してしまうと懸念されていた。

 そのため、今回の計画では、IQが測定不能レベルで、かつリスクを取れる人材を、高度技術によって誕生させ、その後もわが国で最も優秀とされる科学者等による個人教育を施すことで、世界有数の、知能を持ちながらリスクを取れる人材を生み出すことになった。

 今回の計画については、「遺伝子操作等の人工的な方法で新しい人類を生み出すとは倫理的に極めて問題があり、根本的に能力が異なる2種類の人間が存在した場合の実際的問題も想像を超える危険な事態を生み出す可能性が高い。」と懸念する科学者、倫理学者等が大反対している。

 しかし日本政府は、「これは日本が世界で生き残るために、必要不可欠な計画。9年前にも日本は福島原発の事故があったにもかかわらず、原発を継続した。今回も同じことだ。危険性があっても、国力増強のためには、100人の超天才人類が必要。」と計画を強行することを表明した。

 政府によると、今年中に国内のIQ180以上の男女を500組公募し、500人の男女を交配させて、受精卵の段階で天才遺伝子を注入し、妊娠中から脳内に脳の発育を促進する物質を胎児の脳に与えることで、生まれた段階で超天才レベルの赤ん坊を誕生させる。

 そして、これら450名の赤ん坊の中から5年間かけて200名の赤ん坊を選び出し、更にその後5年間かけて超天才専用の教育(リスクを取る方向の教育を含む)を受けさせ、その過程において更に150名まで絞り込む。

 更に、超天才教育を続けながら20歳までの間に100名まで絞りこみ、20歳の段階で政府や大企業の研究所やシンクタンクなどに配属する予定だ。

 今回の計画は既にIMFから、人材が払底した日本を再生させるための柱的な計画として承認をしており、来年から実施されるのは確実となっている。

投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)

※本記事は、対象となっている事柄について、無限に広がる未来の可能性の中のたった1つを描いているに過ぎません。 ですから、決して記事の内容を鵜呑みにしないでください。 そして、もし本記事とは異なる未来を想像したのなら、それを別の記事として書いていただけると幸いです。 このプロセスを通じて、私たちは未来についての視野を広げ、未来の可能性を切り開いていくことができるでしょう。

コメント

別にこういうのが記者の望みというわけではありません。こういうことをやったら一体何が起きるのか、を樹形図上で展開したかったし、ある種の皮肉的ニュアンスも表現したかったのです。

Kenta777 (日付:

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