モードになった?!フリーガラス

その昔のまた昔、童話シンデレラで登場したのはガラスの靴だ。

今回そんな世界観を思わせるコレクションを発表したのは新進気鋭の若きデザイナー、ソマルタ・ソマリだ。
フランスに今も残るシャンボール城にて行われたこのコレクションは「ビビデ・バビデ・ブー」のアレンジ曲で始まった。
時を刻む古時計のバックスクリーンを背中に、颯爽と登場したモデルたちに会場は息を呑んだ。
バラの帽子、甲冑のような腕や胴元、ドレスなどが全てガラスでできているではないか!
アイボリーを基調とした布とのコンビネーションも素晴らしく、またそのガラスの服たちはモデルが歩くたびに透明から透かし、不透明へと不規則に表情を変えていく。モデルの肌の色がその服のひとつの模様としての機能を果たしているようだ。
バックスクリーンの古時計が深夜の12時になろうとしている。
少しの暗転のあと、ひとつ置かれたシンデレラのガラスのドレスは、次の暗転が過ぎるとなんと裸族コミュニティ「SKIN」のアイコン的存在、レディ・マナミトモエが力強い眼差しとともに纏っているではないか!
そして再びの暗転、12時を知らせる鐘の音と、スポットライトを浴びたガラスのドレスにレディ・マナミトモエの姿はない。
あまりにも幻想的な演出に一瞬の空白と盛大な拍手が送られた。

一昨年の発表からその存在が注目されるアルティメットサッシ社のフリーガラス。
ソマルタはその素材にいち早くラブコールを送り今回のコレクションに繋げた。
「こんなにファンタジックなものがあるなんて!作らずにはいられないでしょ!!」
とソマルタは笑顔で記者に答えている。
しかし、元々は住居用に開発されたフリーガラス。ここまで自由度を作り出したアルティメットサッシ社の努力には脱帽である。

なおこのコレクションの模様は、モード雑誌I LOVE MODE net とアルティメットサッシ社のホームページにて見ることができるので、気になった方はそちらへどうぞ。

投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)

※本記事は、対象となっている事柄について、無限に広がる未来の可能性の中のたった1つを描いているに過ぎません。 ですから、決して記事の内容を鵜呑みにしないでください。 そして、もし本記事とは異なる未来を想像したのなら、それを別の記事として書いていただけると幸いです。 このプロセスを通じて、私たちは未来についての視野を広げ、未来の可能性を切り開いていくことができるでしょう。

コメント

ビビ・デ・バビデ・ブーのビデオ
http://www.youtube.com/watch?v=BAJr1ixBdIc

オラクル (日付:

すごいっすねえ。炸裂してます。
ガラスの服っていう発想に行くのは、ある種の思考のジャンプがありますね~
これぞ未来新聞っていう印象です。

オラクル (日付:

ビビ・デ・バビデ・ブーのビデオ、ありがとうございます!!

ff_MIMI (日付:

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