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書評:「まずは日本語でしょう」(北大寺恒彦著・アルティメット書房)

 日本人ならとにかく、日本語の読み・書き・話す、を完璧にすることが何にも増して重要だ、というのが著者の主張だ。

 北大寺氏は著書の中で、
「近頃、コミュニケーションだの、成功法則だの、いろいろなハウツー本が出ているけど、そんなレベルの高いことをやるより、まずはまともに読める、書ける、話せるという日本語の基本的スキルを徹底的にマスターした方が何をするにしても早い。
 日本語がまともにできないやつは、そもそもイロハができてない。イロハが分からない人間が、いくらその上のことをやっても砂上の楼閣。時間の無駄だろう。」と手厳しいことを言っている。

 確かに、イギリス人が英語ができなければ致命傷だし、中国人が中国語ができなければ中国人じゃない、という論理はそのまま日本人にもあてはまる。

 更に著者は、日本語ができないせいで物事がうまく行かない事例について、仕事や家庭での具体例を挙げて説明し、説得力のある論を展開している。

 あまりにも身も蓋もない話の連続なので途中で辟易としてくる面がなきしにもあらずだが、全て正論なので反論を思いつかない。

 記者も、もっと日本語に気を使い、少なくとも主語と述語、目的語、そして5W1Hくらいはちゃんと意識し、誰が読んでも意味がスーッと分かるような文章作りを心がけて行きたいと思う。

投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)

※本記事は、対象となっている事柄について、無限に広がる未来の可能性の中のたった1つを描いているに過ぎません。 ですから、決して記事の内容を鵜呑みにしないでください。 そして、もし本記事とは異なる未来を想像したのなら、それを別の記事として書いていただけると幸いです。 このプロセスを通じて、私たちは未来についての視野を広げ、未来の可能性を切り開いていくことができるでしょう。

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