上野に７５年ぶりに大仏が復活した。
上野の大仏は、寛永８年（１６３１年）に越後村上藩主、堀直寄が戦死者慰霊のため漆喰の釈迦如来坐像を建立したが、１７世紀半ばに地震による倒壊によって、金銅像として再建されたものが、１９２３年の関東大震災によって頭部が落下、更に１９４０年に戦時の金属類回収令によって顔面部を除く頭部、胴部以下が供出され、消滅していた。
今回は、ある篤志家の寄付によって再建の目処が立ったため、従来大仏が安置されていた、上野精養軒に隣接する大仏山と呼ばれる丘の上に再建された。
上野大仏の復活により、新たに上野が観光名所として脚光を浴びる可能性が出てきたと、地元の大仏復活を長年願ってきた商店主たちは期待を高めている。
投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)
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