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鏡映時計で脳が活性化

東京東海大学脳活性化研究所は27日、通常の時計を鏡に映したように作られ、反時計周りに針が回る、いわゆる「鏡映時計」(きょうえいどけい)を使うと、脳が活性化することを突き止めた。

 人間の脳の働きを画像として計測する脳機能イメージング研究を行っている同大学のチームが、近赤外線計測装置(以下、光トポグラフィ※)を用いて、鏡映時計使用中の脳活動の計測実験を実施した。
 
 その結果、安静時と比べて、鏡映時計を見ているときには、脳が活発に活動していることが判明。光トポグラフィを使用した、鏡映時計使用中の脳活動の計測実験は、世界で初めてのものである。

 従来の研究知見や今回の共同研究結果から、同チームの大瀬川教授は、鏡映時計を使用することによって、それまで生きてきた中で自動化され、脳をあまり使わないで済むようになっている、「時計を見ること」という動作に新たな神経回路の樹立が必要となり、前頭連合野を活性化することを実証した。

 前頭連合野の活性化は、成人の場合コミュニケーションや創造力等の能力向上が期待でき、子供であれば情操面や抑制力等、情緒の安定に結びつくと推測されている。

 この結果は、2012年11月にアメリカで開催される第1回世界ヒューマンブレインマッピング学会で発表される予定である。

 鏡時計は、日本では一箇所で腕時計での発売が確認されている。http://www.time2.jp/24h_1.htm
 http://www.konna.jp/title/000927.htm

投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)

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