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投書:2回目の大地震を生き抜いて(主婦・65歳)

 私は先日の地震の際、ビルの倒壊という過酷な状況の中で幸いにも無傷で生き抜いたものです。その時のお話をさせていただきます。

 地震が始まるとき、「ゴーーーっ!」という恐ろしい音がまずしました。そして周りにあるあらゆる物が「飛んでいる」という表現がぴったりな感じで大きく動き、私の体も宙に浮いたように感じるくらい揺らされ、一瞬パニックになりそうになりました。今までの人生で体験したことのない揺れで、これほどのものとは想像していなかったのです。

 そのとき、私はある方から以前教わっていた言葉を咄嗟に思い出しました。それは、「地震が起きたときの心構えで一番大切なことは、『私は生きる!明日も生きている!と思うことです。」という言葉でした。それで私は、「私は生きるぞっ!」と思ったのです。

 そうしたらなぜかすぐに気持ちが落ち着き、パニック状態にならずに、飛んでくる物を冷静によけることができ、どこに自分が移動すればいいかが冷静に分かったのです。そしてその結果、奇跡的に生き残ることができたのでした。

 この言葉を教えてくれた人によると、何か危険なことが起きたときに、怖がっていると全く対処ができないが、「生きる!」と思うと動物的な勘が働いて、生きる方向に自分を導いてくれるそうです。

 私の命を救ってくれたこのメッセージを胸に、残りの人生を大切に「生きて」行こうと思っています。

投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)

※本記事は、対象となっている事柄について、無限に広がる未来の可能性の中のたった1つを描いているに過ぎません。 ですから、決して記事の内容を鵜呑みにしないでください。 そして、もし本記事とは異なる未来を想像したのなら、それを別の記事として書いていただけると幸いです。 このプロセスを通じて、私たちは未来についての視野を広げ、未来の可能性を切り開いていくことができるでしょう。

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