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体罰ありの高校開校へ

 東京都世田谷区に、体罰OKの高校「憂国高校」が来春開校する。

 2012年末の大阪市立桜宮高校での事件と、同高校での2013年度の体育科の募集が全て中止されてしまったことをきっかけに全国の高校で全ての体罰を自粛する方向性がはっきりと決まったが、その一方で、「うちの子は体罰くらいないとちゃんと育たない。」、「自分は体罰があったからまともな大人になれた。」などとする保護者がかなりいるという調査結果が出ていた。また、実際にももともとだらけていた、高校の授業やクラブ活動などの秩序が乱れ、一切体罰がないのも問題ではないかという批判が出ていた。

 今回の憂国高校は、それらに応えたもので、入学試験時に本人と、両親と面談を別々に行い、体罰への同意書を提出してもらう。一方、高校側は、厳格に定めた体罰ルールを文書で規定し、生徒側に出し、更に常時校内に掲示するという。その内容としては、耳の鼓膜が破れるなど、危険性が高い頭部や、内臓、急所などへの体罰は厳に慎み、主にお尻を専用の「尻叩きボンバー」で叩くこととし、また、あざや怪我などにつながる体罰はしないという内容になっている。これに違反したことが、体罰委員会による、客観的証拠に基づく審判によって認定された教師は、不当な体罰を受けた生徒から、規定に基づいた体罰を受けることを義務付けられる。

 同高校の校長に就任予定の隠岐優摩志(おき・ゆまし)さんは、「体罰なしで、今後の厳しい時代を乗り越える強い子供を育てるのは無理だと思う。しかし、体罰の基準もなしに体罰を認めるのもおかしい。なぜ、体罰を危険なものとそうでないものも一緒くたに論じるのか、強い疑問を持っている。格闘技にだってルールがあるのに、体罰にルールがないこと自体が問題なのだ。ルールがないのだから、事故が起きるのは当たり前。我が校では、体罰に関するルールを明確化し、それを厳守する前提で、更に入学者側の同意をあらかじめ取り付けることにした。我々が開発した『尻叩きボンバー』は、それなりに痛いが、過度ではなく、程よい教育効果が出るもので、特許を申請している。が、使いたいという学校があれば安価でお分けすることはできる。我が校にくれば、将来国を支える気合と根性がある人間に間違いなくなることができるはずだ。」と話している。

 同高校ではスポーツに力を入れ、全てのスポーツにおいて常勝することによって同高校の教育方法が正しいことをできるだけ早く立証したいと意気込んでいる。
 

投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)

※本記事は、対象となっている事柄について、無限に広がる未来の可能性の中のたった1つを描いているに過ぎません。 ですから、決して記事の内容を鵜呑みにしないでください。 そして、もし本記事とは異なる未来を想像したのなら、それを別の記事として書いていただけると幸いです。 このプロセスを通じて、私たちは未来についての視野を広げ、未来の可能性を切り開いていくことができるでしょう。

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