先日、初めてのお見合いをしました。相手は一流商社に勤める2歳年上の感じのいい男性。一回でかなり気に入りました。
相手の方も私を気に入ってくれたようで、次回もお会いしましょうということになりました。
2週間後、六本木のレストランでの食事。とても楽しみにして、めいっぱいオシャレしていきました。
ところが・・・そこでの彼の態度が妙によそよそしいんです。
楽しいはずの時間が、沈黙が続く苦痛な時間に・・・
とうとう我慢できなくなって私は彼に聞きました。
「なんか前と違う感じですね。どうかしたのですか?」
彼は最初はとぼけていましたが、真剣な表情の私に気押されたのでしょうか、やっと答えてくれました。
「あれから、FBで君のページを見たんだ。非公開にしてたみたいだけど、僕の友達が君の友達で、見ることができた。で、そこには君が好きなこと、他の人とのコメントのやりとり、これまでの写真や友達がたくさん出ていた。もちろん君には関心があったから隅から隅まで見たよ。そしたら、どうしてだか分からない。君をもっと知りたいっていう気持ちが急に萎えてしまったんだ・・・ごめん。」
え?どうして?
私は他の皆と同じように、FBで楽しんでいただけなのに・・・
彼は続けました。「ネタバレって言葉を知ってる?映画とか見る前にその話の内容が全部分かってしまうと、その映画を見る楽しみが失せてしまうっていうあれ。あんな感じ。残念ながら君についてはもうネタバレになったみたい。もちろん君の本当の姿がFBだけ見て全部分かるなんてことは言わない。でも、『本質はディテールに宿る』とか言うでしょう?どのコメント、写真を見ても、全て共通するものがあり、それは僕が今後もっと知りたいと思うものとは全く違っていた。いい悪いじゃない。相性だから気にしないで。」
ガーン。いきなり何、それ?私のどこがいけないってわけ?人並にFBしちゃいけないの?さっきから私を見下すような目線で見るのやめてくれる?相性とか言ってごまかすんじゃないわよ・・・
そんなことを思って、若干怒りで頭の中がいっぱいになった私でしたが、とにかく今回はもうまず無理なことを悟り、彼にさよならを言いました。
電話で話した友達からは、「後でわかる性格の不一致があらかじめわかったんだからいいじゃないの」と慰められました。
でも、性格の不一致なんて結婚してから知ればいいことで、努力して乗り越えていけばいい。そんなことあらかじめ知る必要なんてないと思うのです。だいたい、性格の不一致なんてどこの夫婦でも程度の大小こそあれ、抱えているものです。
だから決めました。私、FBに載ってる自分の情報、半分位消して、謎めいた女になります! (東京都・34歳・女・会社員)
投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)
※本記事は、対象となっている事柄について、無限に広がる未来の可能性の中のたった1つを描いているに過ぎません。 ですから、決して記事の内容を鵜呑みにしないでください。 そして、もし本記事とは異なる未来を想像したのなら、それを別の記事として書いていただけると幸いです。 このプロセスを通じて、私たちは未来についての視野を広げ、未来の可能性を切り開いていくことができるでしょう。
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