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公共の場で夫を主人と呼ぶことの禁止へ

いい夫婦の日の今日、政府与党、少子化対策担当大臣は、今後、公共の場で他人の夫を御主人と呼ぶことを禁止する法案を提言した。自分の夫のことを他人に向けて「主人が…」と呼ぶことは禁止できないが、自粛していくことを呼びかけていく。背景には、止まらない少子化進行の背景に、婚姻率の減少があり、その背景にキャリア女性の「尊敬できない男性を結婚相手に選びたくない」という価値観があるからだ。

政府与党の詳細なアンケート調査等によると、近年の自由恋愛の進行で、親や他人がセッティングしたお見合い等でなく、自分で配偶者を選ぶという傾向のますますの増大がある。加えて、女性も高学歴化と高収入化が進み、「自分より高学歴・高ステイタス・高収入の男性としか結婚したくない」という価値観から、配偶者選びに慎重になってしまい、婚期を逃す傾向が進んでいる。もちろん、個々の例では様々な例外もあるが。

こうした、近年の女性の配偶者選びにおける上昇志向の背景には、結婚後に夫を「主人」と呼ぶ慣わしが関与しているとのアンケート結果が浮きぼりになった。「主人」と「従者」の関係であれば、主人の方が偉くないといけないからだ。しかしながら、ここ数十年の女性のキャリア上昇から、同年代の男性よりも「偉い」女性が増えてしまい、こうした慣わしとは合わなくなってきた。

ここ数十年で、婚姻者の子供を生む数はさほど減っていないが、結婚率の低下や結婚時期の遅れが出生減少につながっていることは統計上、明らかである。そのため、結婚率を上げるために、夫を主人と呼ぶ慣わしを廃止していこうという提案である。これはジェンダー平等という近年の世界的価値観にも合致している。

これからは、不動産契約時に不動産屋が「ご主人、決断の時ですぞ」とそそのかしたり、病院での病状説明で「ご主人のご病気は快方に向かっています」と医者が説明したりすることは無くなる。では代わりに何と呼べばいいのか?少子化対策担当大臣は、「夫君(おっとぎみ)」を提案している。

投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)

※本記事は、対象となっている事柄について、無限に広がる未来の可能性の中のたった1つを描いているに過ぎません。 ですから、決して記事の内容を鵜呑みにしないでください。 そして、もし本記事とは異なる未来を想像したのなら、それを別の記事として書いていただけると幸いです。 このプロセスを通じて、私たちは未来についての視野を広げ、未来の可能性を切り開いていくことができるでしょう。

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