ここ半年ほど、風呂場でこけて怪我をしたりするリスクが高い高齢者をターゲットとして、全ての部位を柔らかい素材で作ったバスルーム、通称「ソフトバス」の販売が絶好調だという。
１年前にアルティメットショップが発売した、全ての部材が柔らかい素材で構成された世界初のソフトバス、「やんわりやわらかⅠ」が爆発的に売れたのをきっかけに各バスメーカーが競うようにソフトバスの分野に参入したことがソフトバスの人気爆発につながったと、お風呂専門家は語る。
記者も試しにアルティメットショップのやんわりやわらかⅠに入浴させてもらうことにした。
中に入ると、従来のバスルームのイメージを覆される。床はもちろん従来の硬いタイルではなく、ゴムのような柔らかい素材だ。壁や、バスタブ本体も、こけて頭をぶつけても怪我をしないようにほどよく柔らかい素材で作ってあるのだ。
バスタブに入浴すると、柔らかく包まれるような感覚になる。これは体験したことがない新しいものだ。従来の固いバスタブに比べて遥かに気持ちが良い仕上がりで、まるで天国にいるような気分になった。
同ショップの担当者は、「どの部所も単に柔かくしたのでは、ふわふわしすぎてかえって居心地が悪くなってしまうので、倒れてぶつかっても怪我をしないという要請と、疲れない程度の快適なしっかり感を両立されるのに苦労した。」と話している。
投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)
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