究極の食品しか作らない」がキャッチフレーズのアルティメットフーズはお正月に向けて「ほぼ喉に詰まらない餅」の発売を発表した。
例年、年末年始には餅を喉に詰まらせる事故が相次ぐ。飲み込む力の弱い子供はもちろん、多くの高齢者が喉に詰まらせ、最悪の場合死亡してしまうことも。忙しい年末やめでたい新年に葬儀を出す遺族のストレスも計り知れないものがある。
商品名はずばり「ほぼのどつまらん」見た目は普通の白い餅だが形を丸くしてあり、サイズは直径約1センチ。箸でつまみ歯で挟んで引っ張ると普通の餅のように伸びるが、口に入れて噛むと簡単に噛みきれる。焼けば焼き色もつき、膨らむ。
口に入れたときに噛みきれる技術は特許をとっており製法は企業秘密。開発部長は「唾液の研究をかなりやりました。特に高齢者は唾液が減るので、入れ歯でも噛みきれること、また噛んだ感覚がしっかり感じられることを重視しました。何度も噛んで細かくして飲み込めばほぼ喉に詰まることはないという実証実験も3年かけてやりましたので安心してお召し上がりいただけると思います。また噛むことで少ない数でも満腹感を得られるのでダイエット中の女性にも効果的かと思います」と胸を張った。
使用するもち米は独自の配合でブレンドされており、これは唾液や入れ歯との相性を確認しながら決めたという。
「いずれにせよお子さんやお年寄りの場合は必ず周囲に人が付いていること、液体を用意しまず一口飲んで口を湿らせてから食べることをお願いしています。お正月にお一人で過ごす方の場合、お餅を食べる時間帯を指定していただければ当社から見張り社員が伺います。時間は朝8時~10時、10時~12時、12時~13時、その後は1時間刻みで22時まで。12月28日から1月10日までの間このサービスを行います。ほぼつまらんの箱の中に地域別連絡先が書いてありますのでぜひご利用下さい。ついでに社員がほぼつまらない話もしていくことも可能です」とアルティメットフーズ社長も記者会見で語った。社長も見張りサービスに参加するとのこと。
消防署は「毎年お餅のために出動回数が増えていた。今度の新年は我々もこのお餅を食べてのんびり過ごせそうです。一応待機はしておきますけどネ。そろそろお正月の準備をしなくちゃなあー」とコメントを出している。
投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)
※本記事は、対象となっている事柄について、無限に広がる未来の可能性の中のたった1つを描いているに過ぎません。 ですから、決して記事の内容を鵜呑みにしないでください。 そして、もし本記事とは異なる未来を想像したのなら、それを別の記事として書いていただけると幸いです。 このプロセスを通じて、私たちは未来についての視野を広げ、未来の可能性を切り開いていくことができるでしょう。
この記事は、「ほぼ」喉につまらないと見出しで書いたところに冴えを感じますね。子記事は投書で書きたいところです。
ありがとうございます。ものごとに絶対はないな…と投稿直前に気づいて「ほぼ」を足しました。
もちは食べたことがない。2036年のアメリカでは日本食の専門店でのみ売っていたのだろう。
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