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エスカレーターつきマンションが登場

 四菱不動産アーバンネットは15日、リノベーションマンションの新ブランド「Renolator 21(リノレーター・トウェンティーワン)」を首都圏に建設し、来年にも10階建の大規模マンションを販売すると発表した。

 リノレーター21の特徴は、建物の中央にエスカレーターが設置されていることだ。これまで、マンションにエスカレーターを付設することはハイ・スペックすぎると敬遠されてきた。が、同社の試算によるとエスカレーターの使用は朝夕に集中すること、不使用時には停止する仕様のエスカレーターが低コストで導入できることなど、大規模マンションでは採算性は十分だという。なお、同マンションにはエレベーターも1基、付設されることになる。

 背景には、数年前の東日本大震災の折に、地震によりエレベーターが数週間使えなくなったマンションにおいて、屋外に設置した非常用階段が風などで危険な上、混雑しすぎた問題がある。エスカレーターなら、電気が止まっても屋内で階段代わりになる。また、エレベーターでは待ち時間の計算が合わずに、朝の電車に乗り遅れることがあること、安全面などで狭い空間に他人と十数秒閉じ込められることに抵抗を感じる女性が多いことなどもある。

 リノレーター21のネーミングは、リノベーション(革新)とエスカレーターを併せた造語だそうだ。同社はこれまでと同様、都心のブランド立地で5000万~8000万円の販売価格帯での展開を視野に入れる。会員組織「リノレーターサロン」も新たに立ち上げて潜在顧客の囲い込みを図る。また、同様のマンションを今後も建設していくことで、リノレーター21のブランディングの強化を目指すという。

投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)

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