今度は「狸冷蔵庫」

 イタチ電器は2日、滋賀県甲賀市信楽町にある信楽陶苑たぬき村(http://www.tanukimura.com/ )と提携して開発した新たな冷蔵庫シリーズ、「元祖信楽狸くん」を来月1日から発売すると発表した。

 開運系冷蔵庫の走りとされるアナソニックの招き猫冷蔵庫が爆発的に売れており、同社ではこれに対抗するために信楽狸を冷蔵庫化した。

 信楽焼の狸は、1951年に、昭和天皇が信楽町を行幸された際に、たくさんのタヌキの置物たちに出迎えられて、感銘を受けられ、「をさなどき あつめしからになつかしも 信楽焼の狸をみれば」という歌を詠まれたことから、全国に名を知られるようになったとされている。

 今回デザインモチーフとして採用された信楽狸は、「酒買い小僧型」と呼ばれるもので、これには八相縁喜というのがある。
笠・・・思いがけない悪事災難を避けるため、常に身を守る笠
通・・・世渡りは、まず信用が第一(四通八達)
目・・・何事も、前後左右に気を配り、正しく見つめること
腹・・・物事は、常に落ち着きながら、決断力の大胆さが必要
顔・・・世は広く、たがいに愛想よく、真を持って務める
金袋・・金銭の宝は自由自在に使える金運に恵まれるように

 デザインは、東京藝術大学でのコンペに勝ち抜いた、横山金太郎氏(22歳)のものが採用された。

投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)

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