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FAQサイト「なんでもわかるくん」が中高生の間で大はやり

 今、小中高生の間で勉強に関するFAQサイト「なんでもわかるくん」が大流行している。

 「なんでもわかるくん」では、小学校と中学、そして高校の全学習過程におけるありとあらゆる質問を集めたサイトだ。

 例えば歴史では、各分野の質問に加えて、「歴史ってなんのために学ぶの?」と言った、この科目の存在理由を問う根源的な質問まで掲載されている。数学では、従来数学ができる人が問題集の解答を書いていたので自習する人が完全に疑問を解消することができなかった面があったが、このサイトではそういう細かい質問も多数掲載され、一切の挫折者が出ないような仕組みになっている。

 また、解答についての評価コメントもできるようになっており、間違った答えが書かれても、他の人がコメントを加えることで、どれが正しい答えかが分かる仕組みになっている。

 このサイトを開設した田中未来氏は、「子供って、馬鹿にされたり怒られたりしたくないから、だんだん分かった振りをし始める。あるいはわからなくても丸暗記という方向に走る。でも、それじゃあ分からないところが分からないままになってしまい、だんだんとその科目が嫌いになってきてしまう。丸暗記は一時的にはいいけど、頭が固くなり、応用ができない。でも、この『なんでもわかるくん』に来れば、あらゆる質問が歓迎される。その質問で全国の、同じ疑問を持つ仲間が救済されるからだ。」と述べている。

 「なんでもわかるくん」を毎日利用している東京の中学校1年生は、「小学校5年からここを使っている。ここに来れば、先生が面倒くさがって優しく教えてくれない質問にも丁寧に答えてくれる人が沢山いる。分からなければいくらでも質問できるから、僕はいつも100点満点だ。分からないところが全くないのはとても気持ちがいい。ライバルが使ってもそれはそれでいい。日本全体のレベルが上がれば国際競争力が上がるから結局まわりまわって僕も得することになるからそれでいいんです。」と話している。

 集合知による学習革命とまで称されている「なんでもわかるくん」が、日本人の知的レベルを向上させるのは時間の問題ではないかと記者は予感した。

投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)

※本記事は、対象となっている事柄について、無限に広がる未来の可能性の中のたった1つを描いているに過ぎません。 ですから、決して記事の内容を鵜呑みにしないでください。 そして、もし本記事とは異なる未来を想像したのなら、それを別の記事として書いていただけると幸いです。 このプロセスを通じて、私たちは未来についての視野を広げ、未来の可能性を切り開いていくことができるでしょう。

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