もともと日本は加工貿易の国であり、沢山の工場があったが、円高や、中国、インド、タイに加えてアフリカまでもが物の生産に乗り出してくる中、2012年頃から、工場の「植物工場」（しょくぶつこうじょう）化が始まり、昨年末の段階でかつての日本の工場のうち７０％程度が植物工場に転化したという調査結果が出ている。
植物工場とは、内部環境をコントロールした閉鎖的または半閉鎖的な空間で植物を計画的に生産するシステムである。
無農薬の野菜がこれらの植物工場において非常に高い効率で生産され、それらは全て国内で消費されている。
日本は現在、完全制御型の植物工場での品質管理、生産性などで世界でトップクラスとなっていると言われている。完全制御型の植物工場とは、外部と切り離された閉鎖的空間において、完全に制御された環境、すなわちLEDなどの人工的光源、各種空調設備、養液培養方式を用いた生産を行う植物工場のことを言う。
現在、中東・東南アジア・アフリカ地域で安全な生鮮野菜の需要が急激に高まっており、既に日本の大手企業が水資源を有効活用できる完全制御型植物工場をこれらの地域に輸出開始している。
投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)
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