建築・設計業界では、都会のマンションにおける、浴槽と洗い場のタテ型配置の浴室が注目を集めている。従来の浴室では、いずれも長方形型の浴槽と洗い場が、両者の長辺を接する形で並列で配列されていた。
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というように(■■は浴槽、□□は洗い場)。
ここのところの流行は、両者の短辺が接する形のタテ型の浴室だ。
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というように。
これは、玄関からリビング等へ至る廊下の脇に畳半畳分しか幅がとれないような設計上の構造でも、対応可能な間取りだ。近年のマンションは、デッドスペースである共用廊下の面積を少なくして、各住居の床面積をより広くして、住居の坪単価を下げようとする傾向にある。すると必然的に、玄関からメインのリビング等へは狭いスペースを通って行くことになる。こうした設計上の理にかなった浴室の配置ということのようだ。
また、この設計は介護にも適している。浴槽と洗い場の短辺が接する部分で、接する辺に向かって、浴槽と洗い場の両者からゆるやかな上り坂を設置して、手すりもつけるというオプション設計もでき、車いすの人でも腕を使って一人で入浴できる。
ただ、タテ風呂は浴室が縦長であるために、開放感が足りないという不満の声も聞かれる。
投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)
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