(英語版より許可を得て翻訳しました。Krystal Messer氏の記事です。)
ニューヨーク発 --- 世界共通通貨というアイデアが25年前に最初に議論されるようになった頃には、参加する国々の主な関心は、為替レートや技術的問題だった。今やこれらの問題が解決され、より重要な点に世間の関心が集まりつつある。すなわち、紙幣や硬貨は一体どんなものになるのかということだ。
世界共通通貨委員会(UCC:The Universal Currency Committee)は昨年、通過のデザインを選ぶための世界コンペをスポンサーすると発表した。各国は国内でのより小さなコンテストを組織しないといけないため、この発表により世界中で芸術家たちの熱狂が巻き起こった。UCCの米国委員会長のアレン・スチュワート氏は言う「最初は米国ではコンテスト応募者は子供たちに限定するつもりだった。が、とうとう我々はより良い方法を選ぶことになった」
したがって、米国のコンテストは参加希望者全員に開かれることになった。MITの大学院生のケン・ジョーンズ氏は、世界共通通貨の硬貨デザインのコンペの決勝代表者になった。彼のデザインには自由の女神の描写が含まれている。これは「あまりにアメリカン」ではないか?と聞かれて彼は答えた。「いいや、自由の女神はアメリカの象徴なだけではなく、世界で最も有名な建造物のひとつだ」。
これは、導入されることになる通過と同様、世界的な問題だろう。なぜなら、有名な建造物のある国はどこでも、それを通貨に載せたいと欲するからだ。エジプトの代表者はピラミッドを、フランスの代表者はエッフェル塔を、中国の代表者は万里の長城をそれぞれ通貨の絵柄としている。
UCCは最終的には参加する国々の代表から、どれかデザインを選ばないといけなくなるが、いれは間違いなく困難な仕事になるだろう。
投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)
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