世の中の多くの会社や学校は、ロゴと呼ばれる図案を持っている。ロゴはその会社や学校の象徴であり、簡単な模様の中に、歴史や代表的な風物を含んでいるものだ。ロゴは壁に刻印したり名刺に印刷する用途が主体であり、二次元の図案が普通であった。が、最近の流行は立体的な三次元ロゴだ。
三次元ロゴとして、従来から、例えば浅草のアサヒビール本社の「炎のオブジェ」(俗にウンコビル)などが一部で存在した。それに似たものとして、ちょうど1年前に会社設立8周年を記念して(正確にはうるう年で2月29日)、自社ビルを建てた未来新聞社(世田谷区)では、壊れる地球を模した同社のロゴを三次元化してビルの屋上に設立し、受付ロビーにも展示した。さらには同社では社員に三次元ロゴつきの携帯ストラップやキーホルダーを配布して、身に着けるように指導してきている。愛社精神の高揚のためだそうだ。
このような未来新聞社の動きが火付け役となったのか、ここ1年で、多くの会社や学校で三次元ロゴがお目見えしている。従来の二次元ロゴを立体化したものが主体だが、三次元特有の様々な工夫が凝らされているものが多い。背景には三次元プリンターを用いた、ロゴ作成コンサルティング会社の活躍がある。三次元プリンターでは、コンピューター画面上で作成した三次元画像を元に、石膏を用いて具体的に触れるような像を作成する。やはりただ「見る」だけではなく、触って感じ取れるデザインには、何か新たな文化を創出するような香りが感じられる。
投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)
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