【週間就活塾】:ご存知のとおり、就職活動戦線が年々厳しくなる中、とんでもない話が編集部に舞い込んできた。
それは、就職活動で催眠術を駆使して面接に連戦連勝している猛者がいるという話だった。
にわかに信じ難かったが、編集部の情報網を駆使してついにその本人にまでたどり着くことができた。
匿名を条件に語ったAさん(21歳・男性・大学生)は、ニコニコと感じの良い好青年で、我々の突っ込んだ質問に対しても爽やかに答えてくれた。
Aさんは、以前からずっと催眠術に興味があり、大学に入ると同時に高額の受講料を払って催眠術を学んでいたそうだ。とはいえ、プロになれるほどの腕前ではなかったという。催眠術以外については、テニスサークルに入るなど、普通の大学生活を送っていたAさんも就職活動をしなければならない時期がやってきた。
最初、のんびり屋のAさんは「なんとかなるだろう。」と楽観視して就活に望んだが、結果は散々だった。活動を始めたのが遅かったためにライバルに出遅れたことも響いて連日、連戦連敗の日々が続いた。
「このままでは就職できない。」と危機感を強めたAさんに、転機が訪れる。得意の催眠術を活かして就活をすることにしたのだ。企業の面接担当に催眠術をかけてしまえば、いくらでも内定が取れるだろうというアイデアである。
成果は最初は慣れないせいもあってなかなか出なかったが、初めて一週間ほどでコツを覚えたAさん。面接官の7割程度をいつも催眠状態に入れることができるようになったという。
その結果、Aさんはとても普通ではパスできないような一流企業の内定をいくらでも取れるようになったのである。
もちろん、Aさんはあまりに沢山の会社から内定が出るので申し訳ないと思うようになり、一番条件が良くて将来性のある会社を選んで就活を終わりにしたという。
Aさんは、「催眠術で就活なんてずるいと思うかもしれないけど、そういうことができる社員なら企業にとって得なんだから、これで全く問題ないと思う。みんなが習い始めたら困りますけどね。」と話している。
ついに催眠術を駆使する学生が出てくる時代になったのである。あなたはこれをどう受け止めますか?
(写真はイメージ画像で、Aさんではありません)
photo by:sprungli
投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)
※本記事は、対象となっている事柄について、無限に広がる未来の可能性の中のたった1つを描いているに過ぎません。 ですから、決して記事の内容を鵜呑みにしないでください。 そして、もし本記事とは異なる未来を想像したのなら、それを別の記事として書いていただけると幸いです。 このプロセスを通じて、私たちは未来についての視野を広げ、未来の可能性を切り開いていくことができるでしょう。
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