JR新東日本株式会社(本社、新大久保)が先月から運行を開始した「新山手線」に乗るために世界中から観光客が殺到している。
新山手線は当初、山手線の混雑緩和のために単純な複々線化が計画されていた。しかし、カッコイイ東京を目指す「クール・トキオ」計画の目玉事業として、都心を周回するジェットコースターとして新山手線が建設された。
新宿の高層ビル群に囲まれた高さ50mの新新宿駅のホームを滑り出すと、まるで奈落の底を目指すようにキムチの香りが漂う新大久保駅に到着する。その後、急カーブやループをしながら池袋地下駅に向かう。池袋地下駅からはしばらくは真っ暗な地下空間の中を走るが、走っていることが分かるのは体に感じるGだけが頼りだ。
上野に近づくと地上に出てきて、上野動物園を走るモノレールと交差する。やがて、アメ横をジグザグに通り抜け、秋葉原に到着する。ここからは、ネオンサインを横目に螺旋状の軌道を登り、新神田駅を経て東京駅に向かって急降下する。東京駅では東海道新幹線と速度を競いながら、品川に向かう。品川で新幹線と別れを告げ、アップダウンを繰り返しながら新渋谷駅を経て新新宿駅へ向かう。
もちろん、一駅間だけでも、一周でも楽しむことができる「都市型エンターテイメント鉄道」なのだ。
そうした新山手線に乗ってみたいと世界中から観光客が押し寄せ、従来の山手線と同じようなギュウギュウ詰めの満員車両となっている。
投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)
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