以前は日本の若い人たちは「内向き思考」で、海外に出る人たちがどんどん減って行く傾向だったが、ここ
2,3年ほどの間、若い人達が日本を捨てて海外に飛び出す動きが本格化してきているのだ。
それは、若い人達の間で「このままだと俺たち、高齢者を背負わされる」とか、「このまま日本にいてもチャンスはない」とか、「年金保険料払いたくない」というような意識が広がっているからだと言われる。また、日本の大学を出ても海外では通用しないという意識も広がり、エリートの海外大学志向も高まってきていると言われている。
確かに、日本にいれば、自分たちが高齢になったときにもおそらく80歳くらいまでは受け取れない国民年金のやたらに高い保険料を払わなければならないし、不景気が続いているのに毎年増税となる中、自分たちが高齢になったときのための蓄えも十分作れる見込みは少ない。そうであれば、未だに飛躍を続けるASEAN諸国や、中国、インド、アフリカなどに思い切って飛び出した方が幸せになれるのではないかと思うのも無理はない。海外に出れば年金保険料を日本に納める義務もない。
海外大学志向についても、優秀な人材は、理系では海外に行った方が自由な研究ができて大活躍できる可能性が高いし、文系でも、日本より海外人脈の方が近年重要というのが最近の常識だから、日本の大学に行っても仕方ないと思うのはいかにも自然だ。
今後、若者が日本を飛び出す流れは止められそうにないが、本来このようなことは10年前から予想がついていたことだ。なぜあのころ、もっと若者が好きになれるような国に日本を改造しておかなかったのかが悔やまれる。
投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)
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