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アメックス、国家を顧客に:クリスタル・プラチナ・ブラック・カード導入

(英語版より許可を得て翻訳しました。Jonathan Mattice氏の記事です。)

ワシントン発 ― 来月発行予定として、アメックスは新たなクリスタル・プラチナ・ブラック・カードの導入を発表した。このカードは財政難をかかえる国家政府のみが顧客対象だ。このカードは特に米国政府向けにデザインされたが、世界中のどこの政府でも用いることができる。

景気悪化に直面して、米国政府は財政危機の瀬戸際にいる。「国家は財政難におちいると国債を発行する。政府が払わないといけいない国債の利子は、その政府がどれだけ健全かの指標になる。米国債の利子率は今やほとんどのクレジットカードの利子率よりも高い。高いリターンが期待できるときはいつでも、高い債務不履行のリスクがある」とワシントンビジネス校の経済学教授のアダム・カルバン氏は言う。「米国債は誰も買わなくなる。もし誰もが継続する赤字の補てんをする気がなくなると、すべてのシステムがダウンする」

国債の利率がクレジットカード利率よりも高いことに注目して、昨会計年の国家歳入よりも多くの資産を有するアメリカンエクスプレス社は、最新の商売ニッチを見出した。アメリカンエクスプレスCEOのクリスチーン・ジョンソン氏によると「世界中の政府は米国と同様の問題に直面している。このカードを創出することにより、我々はこれら政府を救い元のラインまで戻すことができる」。アメックスは、中南米およびアフリカ諸国を顧客にすることが期待されている。

しかしながら、クリスタル・プラチナ・ブラック・カード口座の債務不履行に陥る国も生じうることに大きな懸念も持たれている。せんじつめると、もしある国が債務不履行に陥って、その結果アメックスが財政難に陥った場合、誰が財政支援してくれるのだろうか。カルバン教授は主張する「どっちみち、ほとんどの国債は他国や銀行に買われてきている。そういうことと、想定される事態は、大差ないものだ」

投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)

※本記事は、対象となっている事柄について、無限に広がる未来の可能性の中のたった1つを描いているに過ぎません。 ですから、決して記事の内容を鵜呑みにしないでください。 そして、もし本記事とは異なる未来を想像したのなら、それを別の記事として書いていただけると幸いです。 このプロセスを通じて、私たちは未来についての視野を広げ、未来の可能性を切り開いていくことができるでしょう。

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