21日、様々なヒトの行動展示などで話題を呼んでいる国立国会付属動物園(東京都千代田区平河町)からクワセモノが逃走した。
ヒト科のクワセモノは同園でも人気の高かった種で、自分の本当の意見を隠し、心にもないことを堂々と述べるしたたかさを持つことを特徴している。そのため、「もう世俗のことに興味はない。この檻の中で、この国の将来について思索を巡らせたい」というクワセモノの言葉を真に受けた同園の飼育員は檻に鍵をかけずにいた。そうした飼育員のすきをつき、銀座の高級クラブに逃走したようだ。
警視庁特殊部隊が懸命の捜索を行っているが、21日午後11時現在、発見されていない。
なお、同園は逃走したと思われる中央区の住民に対し、クワセモノは本心とは違った行動や言動をするため、出会っても近寄ったりせず、すぐに警察に通報するよう呼びかけている。
なお、同園が行動展示している同じヒト科のヒラキナオリ、トウボエ、カタドオリ、ゴツゴウシュギ、ヤブニラミ、ムチモウマイなどは通常通り、展示されている。
投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)
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