2012年頃の調査では大学生でありながら平均の意味が分からない、九九ができない、アルファベットが書けないなど基礎学力の低下が問題となっていた。
別の調査でも講義を含めても一日4.6時間しか学習時間にあてていないことが分かった。
そうした状況を背景に国立国民教育大学が2015年にクローズドキャンパス制として開学した。
この大学は高い塀に囲まれており、入学すると卒業するまで、学外には出ることができないシステムだ。もちろん、家族や友人、恋人たちとの面会も許されない。学内では食事、入浴、睡眠時間、若干の休憩時間以外は講義の受講、研究、自習など一日10時間以上が学習時間に充てられる。もちろん、「収容所大学」「刑務所大学」と揶揄されることもあるが、大学や学生たちは意に介していない。それは、4年間の在学期間中に先行する分野で世界でもトップクラスのレベルの研究者となることができるからだ。
もちろん、そうした学生生活と引き換えにインセンティブもある。それは、卒業後、学生が希望する官庁、大企業への就職ができ、給与も大幅な割り増しがあるのだ。そのため、受験生たちの人気も高く、同じようなシステムを採用する大学が増えつつある。
投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)
※本記事は、対象となっている事柄について、無限に広がる未来の可能性の中のたった1つを描いているに過ぎません。 ですから、決して記事の内容を鵜呑みにしないでください。 そして、もし本記事とは異なる未来を想像したのなら、それを別の記事として書いていただけると幸いです。 このプロセスを通じて、私たちは未来についての視野を広げ、未来の可能性を切り開いていくことができるでしょう。
すごいですね、これは。修道院みたい。
でも、合意の上ならOKですね。ちなみにここは共学ですか?
説明不足でした。塀の中にある大学は男子エリアと女子エリアに分かれており、その間にも高い塀がそびえています。
ただ、休憩時間であれば、塀越しに話すことは許可されているので、
明瞭で大きな声を出すテクニック、
限られた時間で相手の心をつかむ話しかたなど
そんなトレーニングにもなると学生たちは頑張っています。
と、
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