ヲシモト興業㈱は4日、同社のお笑いについてのノウハウをインプットした家庭教師を、小中学校の生徒を対象に派遣する事業を来年を目処に開始することを発表した。
お笑いの技術を教育の現場に導入することで、笑って楽しんでいるうちにいつのまにか理解や記憶がスピーディに進むというコンセプトで、同社ではこれまで2年間に亘り、大阪府を中心に実験を行ってきた結果、予想以上に成果が上がったということで今回の事業化が決定したという。調査は小中高生について行ったが、笑わせながら授業をする手法で成績が特に伸びたのが小中生だったということで、事業化は小中生対象とした。
現在、教育界ではエンターテイメントと教育の融合、すなわち、どれだけ楽しみながら勉強できるようにするかというテーマが注目を集めており、この流れの中で、エンターテイメント産業の本丸ともいえる同社が、現在多数の異業種が参入しつつある家庭教師派遣に本格的に乗り出すことになったことは教育業界にとって非常に大きな意味がある。
教育評論家のジェリー森山氏は、「教育産業は全般的に好調だが、家庭教師派遣は、安定して手堅く儲けられる数少ない、いわば"美味しい"業界だ。ここにヲシモトが長年にわたるお笑いのノウハウをもって殴りこみをかけたということ。日本の教育を向上するという大義もあり、企業の社会的責任という意味でもプラスの評価を与えるべきだ。」と述べている。
投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)
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