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ビジネスの世界でも”ドーピング”?

 スポーツの世界でドーピングが話題になりはじめたのはもう20年以上前だ。あの頃はベン・ジョンソンがソウル五輪で金メダルと世界記録を剥奪されて大きな話題を呼んでいた。
 
 薬の力で本来持っている以上の力を出す、このドーピング。これが今度はビジネスの世界でも話題に上り始めているらしい。

 この話題の発端はあのスティーブ・ジョブズだ。彼は生前「LSDの摂取は、人生で行ったことの中で最も重要な経験のひとつだ。私はドラッグなしでは成功できなかっただろう」と言ったり、「ビル・ゲイツは一回でもLSDをきめればもっと自由な存在になれるだろう」などと語っている。

 つまり彼は、ドラッグで得た感覚を使って、あのマックやiPhoneなどのビジネスを成功させてきたのだ。

 このようにドラッグの使用を公言する経営者は稀だが、実際のところある調査によると、現在世界を席巻しているトップ企業のオーナー経営者でドラッグ経験のあるものは少なくないという話だ。

 彼らは自国でドラッグが禁止されている場合は、ドラッグが合法な国までわざわざ行ってドラッグを使用し、新しい、クリエイティブなビジョンを見て、それをもとにビジネスの企画を思いついて、国内に持ち帰ってくるということだ。

 このような現象は現在では「ビジネスドーピング」と呼ばれているが、スポーツの世界と異なり、通常の薬物規制以外で特にビジネスでの成功を帳消しにするような規制は行われていない。

 この、ビジネスドーピングの存在が知られるようになるにつれ、最近では「日本がクリエイティブなアイデアを出せないのは薬物規制が厳しいためだ。背に腹は代えられない。緩和して世界に追いつこう。」などという議論すら持ち上がっている状況だ。

投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)

※本記事は、対象となっている事柄について、無限に広がる未来の可能性の中のたった1つを描いているに過ぎません。 ですから、決して記事の内容を鵜呑みにしないでください。 そして、もし本記事とは異なる未来を想像したのなら、それを別の記事として書いていただけると幸いです。 このプロセスを通じて、私たちは未来についての視野を広げ、未来の可能性を切り開いていくことができるでしょう。

コメント

どこかの国の政治家や独裁政権指導者も合法ドーピングをすれば、ちょっとはマシな国になるかもしれません。

ガブリエル (日付:

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