すべり台つきマンションが登場

 マンション建設・販売の大手、三友不動産はこのほど、東京・武蔵野地区に、昇りエスカレーターと降りすべり台のついたマンションを建設し、来春の入居を目指した販売を始めた。同マンションは従来から、立川駅徒歩圏内に土地入手済みで建設予定であったが、このほど政府からエスカレーターつきマンションに補助金が出たことに応じて、設計変更したとのことだ。同マンションは6階建ての大規模マンションであり、エレベーターも1基、付設されるという。従来はエレベーター4基を付設予定であったが、3基ぶんを減らしてエスカレーターの付設となった模様だ。

 エスカレーターをなぜ昇りだけにしたのか?同不動産の担当者は言う。「やはりコストの面が大きいです。上り下りともエスカレーターにすると電気代がかさむためです。下りはすべり台を滑ってもらうことで、健康増進にもつながりますし、うちのすべり台は安全な仕様になっています。」

 安全仕様のすべり台とは聞きなれないが、各階ごとにエスカレーターの半分の長さのすべり台を2台連ねて設置するとのことだ。エスカレーター1台分をすべり降りるとなるとスピードがつきすぎて危険なためだ。また、すべり台は1台につき一人使用、すなわち下降者が居る場合は上で待っていないといけないが、2台連ねることで待ち時間が短縮することにもなる。

 出来たてのモデルルームですべり台をすべってみた。すべり台は床面に設置されているのではなく、大人の膝と腰の位置の中間の高さに設置されている。子供用に踏み台もついている。また、乗り場では進行方向の真横から腰かけることが出来、腰かけて足を上げて体を90°曲げれば、すべることが可能だ。2台連なる中間に踊り場があるため、すべり台の角度はエスカレーターよりやや急ではあるが、「ストン」「ストン」の2動作で1階分を下降して、リズミカルで小気味よく感じた。

 なお、住民は指定された座布団をお尻に敷いてすべり台を下降することになる。そのためズボンやスカートに傷がつかない。座布団は1階のポスト脇に預かり所があり、管理人が適宜、預かった座布団を各階に返却してくれる。住民が自分で帰宅時に預かり所から持ち上がっても良い。座布団は個人所有であるが、来客用のものや予備のものもあることになるそうだ。

投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)

※本記事は、対象となっている事柄について、無限に広がる未来の可能性の中のたった1つを描いているに過ぎません。 ですから、決して記事の内容を鵜呑みにしないでください。 そして、もし本記事とは異なる未来を想像したのなら、それを別の記事として書いていただけると幸いです。 このプロセスを通じて、私たちは未来についての視野を広げ、未来の可能性を切り開いていくことができるでしょう。

コメント

あはは♪ こういう可愛い発想で大人が真剣に考えている記事大好きです。 

teru.a.key (日付:

コメントありがとうございます。想像して童心に戻ってみました。

Edward (日付:

コメントの書き込みにはログインが必要です。

新規記者登録 ログイン