政府は15日、大地震の際に家具が転倒することにより、多くの死者、負傷者がでることを重くみて、全ての世帯において家具の転倒防止を無料でサポートすると発表した。
1995年の阪神大震災では、亡くなった人の10%が家具の転倒による圧死だった。また負傷者の約半数が、家具の転倒が原因だった。固定していない家具は、大変危険な物なのである。
サポートの方法の一つ目は、直接配布で、(1)家具を壁に固定するL字金具、(2)家具の底部に置いて踏ん張る、マット式のストッパー器具(3)家具と天井の間で突っ張るポール式の器具(4)家具や電化製品の下にひく粘着マットのうち、それぞれ必要な数を各世帯に無料配布する。
サポートの二つ目は、工務店に依頼する場合、これを無料にするもの。特にL字金具は固定の効果が最も高いが、取り付ける壁の強度なども見た上で、多くは補強を必要とするため、取り付けを工務店に依頼することが多い。L字金具などの器具も、工務店に支払う作業代なども、全て無料になる。
サポートの三つ目は、政府の講習を受けた人材を無料で派遣するもの。マット式ストッパー器具と、突っ張るポールを組み合わせて設置すると、L字金具と同等の効果があるため、L字金具の代わりにこの2つを設置することが確実に出来るように、派遣される人は2時間の講習を受けている。粘着マットの設置も可能だ。器具代も、もちろん無料になる。
一方、すでに家具の転倒防止を完了している世帯には、国が取り付けた器具の費用を支払うとしている。金額は(1)〜(4)の器具の種類に応じて一律に決まっている。
他にも、チェーンや固定用のベルト、扉の中身の飛び出し防止のストッパーなども、今回とりつけた物でも以前の物でも、全部無料にするという。
政府がここまで予算をかけて家具の対策を行う理由のひとつは、首都直下型地震の場合、家具を全世帯が固定してあったとしてもなお、医療機関での混乱が予想されることだ。医療現場では、大規模災害時には優先順位をつけて助けていかざるを得ないため、重傷者であっても治療を待たなければならない。中には命を落とす人もいるかもしれない。
政府は、「救える命を救うため、是非、全国民が今回のサポートを利用してほしい。」と、記者会見や新聞紙上で呼びかけている。
投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)
※本記事は、対象となっている事柄について、無限に広がる未来の可能性の中のたった1つを描いているに過ぎません。 ですから、決して記事の内容を鵜呑みにしないでください。 そして、もし本記事とは異なる未来を想像したのなら、それを別の記事として書いていただけると幸いです。 このプロセスを通じて、私たちは未来についての視野を広げ、未来の可能性を切り開いていくことができるでしょう。
画期的!
ありがとうございます。
これは予測でなくて、強い願望です。国に動いてもらえたらいいのですが…
未来記事とコメントを書いたら、実行したくなり、内閣府に意見を投稿しました。過去形で書いてみると、思っているだけの時と違い、自分で動いてみたくなるのですねー
すごいですね~。こういうのが実際に地震が起きたときに命を救いますからね。
未来新聞確かに実行したくなるのはあります。
コメントの書き込みにはログインが必要です。