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マンション建て替えトラブル交渉人のドラマが人気

 この春から日の丸テレビ系列で、月曜夜9時から放映されているドラマ「交渉人アズマックス」が人気だ。異例の視聴率20%超をたたき出し続けている。この1時間ドラマでは毎回、マンション建て替えを検討しているタワマンの理事会から依頼を受けた、アズマックスこと東信一(50歳、福士蒼汰)が住民間の交渉にあたる。住民間の意見の相違を詰め、問題を解決し、無事にマンションの建て替えや大規模修繕が決まる、ないしは建て替えないことが決まるストーリー展開になっている。

 一見、地味な内容のように見えて、マンション住民個々人の多様な背景がにじみ出てきて、今のわが国の縮図を見ているようでついつい引き込まれてしまう。リストラ、介護、病気、転勤や単身赴任、子供の留学や結婚など、それぞれが抱える問題を元に、建て替えをするしないで容易には解決できない住民間の溝が出来ている。それらを時に鮮やかな手法をまとめていく主人公、アズマックスの手腕が光る。

 背景には、2000年前後からラッシュが始まった多くのタワマンが老朽化して建て替え時期となり、タイムリーな話題だということがある。また、多くの仕事がAIに奪われつつある昨今、人間力で勝負する交渉術は学びになるという面もある。一般には、建て替えの合意決議には区分所有者及び議決権の5分の4以上の同意が必要であり、その不可能とも思える交渉を成し遂げる点に多くの視聴者はカタルシスを覚えるのだろう。

投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)

※本記事は、対象となっている事柄について、無限に広がる未来の可能性の中のたった1つを描いているに過ぎません。 ですから、決して記事の内容を鵜呑みにしないでください。 そして、もし本記事とは異なる未来を想像したのなら、それを別の記事として書いていただけると幸いです。 このプロセスを通じて、私たちは未来についての視野を広げ、未来の可能性を切り開いていくことができるでしょう。

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