• « 親記事(前の記事) /
  • この記事に親記事はありません

映画評論:ロードマン~道なきところに道を築き、道あるところで道を守る~

 人類は、いにしえの時代から、道を築き、守ってきた。道がなければ、人類の発展はなかったのだ。道の歴史は、名も無き、道を作る男たち、「ロードマン」によって作られる。道の未来も彼らが作ってゆく。

 この映画は、そんな全ての人々の足元を支える「ロードマン」たちの、熱き思いを描くことに成功した。

 主人公のロードマン、吉田龍(よしだりゅう)のキャラクター設定は秀逸である。がっちりとした体躯に、強く優しい心を併せもつこの人物は、ある意味前時代的とも言える仁義の人である。この、損得勘定思考が跋扈する平成の世には珍しい男だ。

 ロードマン製作チームは、国土交通省や日本高速道路株式会社との強い信頼関係を築いているため、本作でも撮影に実際の高速道路や通常は撮影できない高速道路下の大倉庫などが提供され、まさに全面協力態勢である。さらに、ある道路建設会社からは日本に数台しかないと言われる巨大道路掘削機、「ミチグマ」を提供された。それらにAIによる3D映像加工技術を加えた結果、本作は世界的に見ても、最高水準の道路スペクタクル映画となった。誰が道路ネタでここまでダイナミックな映像ができることを想像しただろう?高速道路の南海トラフ大地震による倒壊シーンは、特筆に値する。

 今度のGWは、「ロードマン」でキマりだろう。

 (photo by:Reinante El Pintor de Fuego)

 

 

投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)

※本記事は、対象となっている事柄について、無限に広がる未来の可能性の中のたった1つを描いているに過ぎません。 ですから、決して記事の内容を鵜呑みにしないでください。 そして、もし本記事とは異なる未来を想像したのなら、それを別の記事として書いていただけると幸いです。 このプロセスを通じて、私たちは未来についての視野を広げ、未来の可能性を切り開いていくことができるでしょう。

コメント

コメントの書き込みにはログインが必要です。

新規記者登録 ログイン