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小学生にスポーツメンターが人気

 メンターとは、良き助言者、指導者という意味である。近年、いろいろな場面で使われるようになってきた。

 小学生には、学力のメンターとしては昔から学校や塾の先生がいる。でも、スポーツのメンターが必要だと認識されるようになったのは最近のことだ。

 メンターはマンツーマンで指導してくれるから、意外に貴重な存在だ。実際、プロスポーツではコーチがいるのが当たり前だ。アメリカではライフコーチなどという、生き方トータルのメンターを職業としている人もいるくらいだ。何事も自分の近視眼的な判断よりも、その分野での指導力がある人につくのは心強いし、お金を払ってでも助言がほしくなることもあるだろう。企業も外部のコンサル会社に大金を払って助言をいただいている。

 そこで、小学生にスポーツメンターの登場だ。実は、中学以降の生活では、部活動で過ごす時間が学校生活の1/3を占めるとのデータがある。勉学に勝るとも劣らない重要事項だ。でも、将来スポーツ選手にならないのに、メンターが必要かって? いや、実は大いに必要だ。部活動は、一回入部すると辞めるのが大変だ。勉強で文系から理系に変更するよりも困難かもわからない。

 小学校卒業生は、この一回限りの選択を、中学入学とほぼ同時に数日で決めることになる。もしかしたら将来、有望な野球選手になれるかも知れない逸材が、友人の誘いでサッカー部に入ってしまうなんてことはままあるだろう。でも、本人が自分が野球に向いているかどうかを知らないならばしかたない。

 そういう少ない可能性よりも、もっと重要なことは、本人が自分に向いたスポーツをやることで、早くから生きがいを見出して自信もつくし、リーダーシップも培われるだろう。実はこういうことのほうが、長い人生で勉強よりも必要になってくるかもわからない。年度末の今、小学校6年生の子を持つ親に、スポーツメンターが口コミで徐々に広がりつつある。週末の1日にいろんなスポーツを体験させて、適性を評価してくれるそうだ。

投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)

※本記事は、対象となっている事柄について、無限に広がる未来の可能性の中のたった1つを描いているに過ぎません。 ですから、決して記事の内容を鵜呑みにしないでください。 そして、もし本記事とは異なる未来を想像したのなら、それを別の記事として書いていただけると幸いです。 このプロセスを通じて、私たちは未来についての視野を広げ、未来の可能性を切り開いていくことができるでしょう。

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