段取り力をつける料理サークル

シェアキッチンレシピスーパー(SKRS)で、料理のサークルが人気だ。記者も日頃よく参加しているが、今日は取材をするためにやって来た。

このサークルは少し変わっている。料理がうまくなったり、いろいろなレシピを作ってみるのが目的ではなく、家事や仕事に必要な段取り力を身につけることを目的としている。

毎回、やることはシンプルで、"今回の主菜は○○、副菜は△△、汁物は□□です。参加したい人は、材料を作りたい人数分SKRSで買って、何月何日何時に集合してください!"と呼びかけるだけ。当日まで何人集まるかわからない。ただ、参加する可能性のある人は、あらかじめ名前とメールアドレスを登録してあるので上限の人数はわかっている。

ことの発端は、記者がSKRSに立ち寄るようになり、ここで友達になった2人とよく一緒に料理していたところ、そのうちの1人が「仕事の段取りが良くなった!」と言い出したことだった。
彼女は職場で、同じ業務を3人でしているが、たまに熱を出したりして1人が抜けることがあるという。同じ量の仕事を2人ですることになったとき、SKRSで普段3人でしている料理を2人ですることもあるのが役に立ったという。

時間になり、参加者が集まると、まず段取りの打ち合わせがある。これは、キッチンタイマーをかけてぴったり10分間行う。集まった人数、空いているビデオの数、その日に使えるガスコンロの数などを念頭に、3つのレシピの作業を組み立てる。10分間を過ぎた場合は、打ち合わせが終わらなくても作業に入る。
主菜、副菜は、メニューにより煮る、焼く、蒸す、炒める、などいろいろな行程がある。組み合わせによって、毎回動き方は違ってくる。その上、人数によってどの工程の何をするのかは変わってくる。毎回、応用問題なのだ。

今日で4回目という参加者の女性に話を聞いた。
「私の職場は大きなショッピングモールにあります。連休や催し物のある時にはとてもたくさんの人が来ます。一方平日の夜などは人がほとんどいません。お客さんの混み具合にとても大きな差があるため、混んだ日にする仕事のやり方とすいた日にする仕事のやり方はちがいます。ここに通って段取りを学ぶことで仕事に優先順位をつけられるようになり、とても役に立ちました。」

サークルは小学生から社会人まで参加可能で、見学も受け付けている。希望する人は直接SKRSのキッチンに来てみてください、とのことだ。

投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)

※本記事は、対象となっている事柄について、無限に広がる未来の可能性の中のたった1つを描いているに過ぎません。 ですから、決して記事の内容を鵜呑みにしないでください。 そして、もし本記事とは異なる未来を想像したのなら、それを別の記事として書いていただけると幸いです。 このプロセスを通じて、私たちは未来についての視野を広げ、未来の可能性を切り開いていくことができるでしょう。

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