高齢化社会の日本では、雪かきは大変な作業である。この作業をゲーム感覚でやろうという仕組みが北海道釧路郡釧路町で始まった。
ジーニアスフォンが普及して、念じるだけで世界中の人とコミュニケーションが取れるようになった。しかし、肝心なところでコミュケーションが止まっていた。それが、高齢者世帯の雪かき、高齢化が進んだ市町村の公共物の雪かきである。
釧路町では、若者が雪かきをしたくなる仕組みを試行錯誤していたが、昨年から試験的にスケートリンクや体育館などの公共施設の使用優先権を与えることにした。
どんなスポーツをするにしても、いい施設は限られている。体力のある大学や若手クラブチームは、どうしても使用が休日や深夜になる。それを昼間や夕方に使用させる権利を与えるのである。
例えば、雪かきをして欲しい人は、ジーニアスフォンに念じる。そうすると、ある若者がその念を受け取り、訪問する日時を念じる。依頼者は誰に頼むかを決めて、契約が成立する。無事に雪かきが終わると、ジーニアスフォンに終わったことを念じ、そうすると、雪かきをしてくれた人に施設使用優先権を与えるのである。
「素晴らしい技術があるのに、人間が追いついていないな。」とは、発案者でありシステムを作ったアウラント社の大越氏のつぶやきである。簡単につながるが、行動をするにはモチベーションとか利益が必要である。しかし、そのアイディアは意外に簡単であった。
投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)
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