アルティメット研究所が、ヒトの人格の初期化に一部成功した。ろくでもない人格のヒトを、熱いお湯に５０分付けるだけで、素晴らしい人格や未来の可能性を追求できる、無邪気なヒト（万能人間）に変化する。いったん歪んだ性格が定まったヒトの人格が、この程度の刺激で万能人間に変わる現象はこれまでも、社会における「しごき」と呼ばれる訓練などで時折見られていたが、理論化されたのは初めて。教育分野の常識を覆す画期的な成果だ。２９日、英科学誌Creature電子版のトップ記事として掲載された。
アルティメット研究所（神戸市）のジョン・戸塚（じょんとつか）ユニットリーダー（３０）らは、今回の万能人間をＳＴＡＰ（スタップ）人間と名付けた。ＳＴＡＰとは「刺激惹起（じゃっき）性多能性獲得（Ｓｔｉｍｕｌｕｓ―Ｔｒｉｇｇｅｒｅｄ Ａｃｑｕｉｓｉｔｉｏｎ ｏｆ Ｐｌｕｒｉｐｏｔｅｎｃｙ）」の略称だ。
簡単に効率よく初期化ができ、また、やけどの危険のない温度を確かめてから行うため、失敗のの恐れも少ないと考えられる。
万能人間に詳しい織田福けんじ・東京東海大教授は「非常に興味深い。歪んだ人格を治すのにしごきは有効だが、リスクもある。ヒトの人格を初期化する方法はまだまだ始まったばかり。今後は、ろうそくを垂らしたり、ムチで叩いたりする手法の効果が明らかにされるかもしれない。」と話している。
投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)
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