• « 親記事(前の記事) /
  • この記事に親記事はありません

ロボットのエレベーターガールが登場

 東京・池袋の北武デパートに、ロボットのエレベーターガールがこの4月からお目見えした。ゾニーとの共同開発だという。

 同デパートではエレベーターの扉が開くと、マネキンの女性型ロボットが「いらっしゃいませ」と頭を下げて挨拶し、「上にまいります」と片手を上げる。乗り込んだ客が「5階お願い」と言うと「5階ですね、かしこまりました」と言ってボタンを押す。客が降りると「行ってらっしゃいませ」と言って送り出してくれる。また、客が1階で降りるときには「ありがとうございました、またの御来店をお待ちしています」と言って頭を下げる。

 思えば、日本の多くのデパートからエレベーターガールが消えて約20年になる。経費削減や安全面、女性蔑視にならないためなどが理由だ。一方で、AIBOやASIMOなどの家庭用ロボットが発売されてからも20年近くになる。近年では、人間の音声を正しく認識するロボットも開発されてきたため、ロボットのエレベーターガール導入を試みてみたとのことだ。まだ単純な機能、動作しか出来ず、例えば客からの「紳士服売り場は何階?」などの質問には答えられないが、現状はβバージョンであり、今後これらの複雑な機能も開発していくという。

 約20年ぶりのエレベーターガールを見ての感想としては、やはりエレベーターガールが居るというだけで、客はデパートに来て買い物をするんだという浮き浮きした気分になる。昭和世代にとってはちょっとレトロな感覚もよみがえってきた。人間型ロボットの公共施設での導入としては、言っては申し訳ないがエレベーターガールは比較的単純な機能で済むため、うってつけなのだろう。

投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)

※本記事は、対象となっている事柄について、無限に広がる未来の可能性の中のたった1つを描いているに過ぎません。 ですから、決して記事の内容を鵜呑みにしないでください。 そして、もし本記事とは異なる未来を想像したのなら、それを別の記事として書いていただけると幸いです。 このプロセスを通じて、私たちは未来についての視野を広げ、未来の可能性を切り開いていくことができるでしょう。

コメント

コメントの書き込みにはログインが必要です。

新規記者登録 ログイン