民主党の蓮紡氏は19日、週刊誌のインタビューに答え、理化学研究所と富士通が共同で開発したスーパーコンピュータ「京」が6月に世界第一位の性能を発表したことについて、「一位になって良かった。二位よりも一位の方がいいに決まってる。」と発言した。
「京」は21年11月の事業仕分けで、当時の蓮舫行政刷新担当相から「世界一じゃないといけないのか。なぜ2位じゃだめなのか」と事実上の凍結判定を受けたが、科学者からの猛反発によって、後に予算が認められた経緯がある。
今回は理研と富士通がある意味メンツにかけて一位を取ってきたということだろう。しかし、今年の後半から来年にかけて、米国などが更に高い性能のスーパーコンピュータを開発することから、日本がトップを維持できるのは1年もないというのが専門家筋の予測であり、今後もスーパーコンピュータで世界トップレベルを維持するためには1000億レベルの予算が継続的に必要となることから、確かに「一位である必要はない。」という蓮紡氏の当時の意見は未だに合理的、とする意見も有力である。
政治評論家のスティーブ吉山氏は、「スーパーコンピュータの開発は、いくらお金をかけたかで勝負が決まるような世界なのではないか?1000億もかければトップは取って当然、ということかもしれないし、取るだけの意味があるのかもしれない。いずれにしても、国民はそういう説明をちゃんと受けてない。国民1人あたり1000円も出しているんだから、必要なら必要と、もっとわかりやすい説明をする義務がある。」と述べている。(未来新聞)
投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)
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