政府が、「他人の夫」の呼び方を公募しているが、先に公募すべき名称があると思う。それが、男性の一人称だ。
現在あるのは、「俺」「僕」「私」が主なところだが、いい歳した男性が「僕」とか「俺」とか言うのは微妙な感じがする。「僕」は育ちはいいが弱いおぼっちゃま的な印象だし、「俺」は言葉どおり「俺様」感が出過ぎる。一方で、「私」はフォーマルにはいいが、女性と共通で男っぽさが皆無になるし、少々堅苦しい呼び名だ。
だから今「自分」という呼び名を使う人が増えているように思うのだが、これはこれで使い方が限定される。大きな声で、「自分は!」と言うのに違和感がある人も多いだろう。不器用な人が使うのが通例であろう。
今必要なのは、「僕」と「俺」の中間的な呼び方だ。
これこそ、まず最初に議論したり、公募する必要がある。
男性が自分のことを、すっきり表現できる一人称があれば、もっと世の中の口下手だったり、引っ込み思案だったりする男性が自己表現しやすくなるのではないか?(43歳・文筆家・男)
投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)
※本記事は、対象となっている事柄について、無限に広がる未来の可能性の中のたった1つを描いているに過ぎません。 ですから、決して記事の内容を鵜呑みにしないでください。 そして、もし本記事とは異なる未来を想像したのなら、それを別の記事として書いていただけると幸いです。 このプロセスを通じて、私たちは未来についての視野を広げ、未来の可能性を切り開いていくことができるでしょう。
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