文部科学省は2日、来年度以降の新学習指導要領を発表したが、今回の注目は、高校での毎日の縄跳び義務付けだ。
一昨年の国立長寿健康大学での研究で、高校時代に一定以上骨に刺激を与える運動をしていた人は、その後、高齢になった場合でも骨粗しょう症になるリスクが、その種の運動を全くしていなかった人に比べて遥かに低いことが判明していたため、これまでもっとも適切な運動を文科省の方で検討していたが、その結論が「縄跳び」で落ち着いたということだ。
部活動で激しい運動をしている高校生は除外されるが、そのほかの全ての高校生は縄跳びを一日5分間することが義務付けられる。
教育評論家の東茂(あずましげる)氏は、「縄跳びというのは非常に興味深い。足が太くなるとか、いろいろと反対もあるとは思うが、高校時代にしっかりと骨を作っておけば、年を取ってから寝たきりになるリスクが低くなる。高齢化社会の最も有効な対策の1つが、老年になったときに元気でいることだと思う。」と述べた。
一方、当の高校生はどういう意見だろう?
埼玉県春日部市の高校生(女子・16)に聞いてみると、「いきなり縄跳びって訳わからない。疲れる。義務?うざい。年取ったら自殺するから骨粗しょう症はどうでもいい。」とかなり投げやりだった。
東京都世田谷区の高校生(男子17)は、「縄跳び、結構好きだから特に負担にはならない。帰宅部だから、いい運動の機会になると思う。」と肯定的。
縄跳びについては、脳を活性化するという意見もあり、文科省では今後、縄跳びによる学習能力向上などの効果があるかどうかなどについても調べていくとしている。
投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)
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