JR東日本は9日、4月から東北新幹線の一部車両に「寝過ごし防止シート」を導入すると発表した。同シートでは、座席脇のタッチパネルで降りる駅を設定すると、その駅に着く5分前に背もたれの上部が振動し、寝ている人の頭部に軽い衝撃を与えて起こしてくれるという。実験では泥酔状態で寝ていても95%以上の人が目覚めたとのことだ。
寝過ごし防止シートは約5%の割増料金をとられるが、この価格設定なら売れるだろうとJR東日本の広報は述べる。同シート導入には、乗客からの強い要望があったという。
通勤で東北新幹線を用いている、宇都宮在住の米川雄一氏(35歳)は言う。「これは助かりますよ。まあ、要望書を出していたのは我々なんですけどね。僕は飲み会の帰りなどではしょっちゅう、寝過ごして那須塩原まで行ってしまうんです。新幹線の終電だと戻れないので、タクシーで那須塩原から宇都宮まで帰るんですが、バカ高いし、ビジネスホテルに泊まるにしても値が張りますからね。それに比べたら寝過ごし防止シートの割増運賃なんて安いものですよ。飲んだ帰りはこのシートが必須になりそうです。」
実のところ、寝過ごし防止シートの導入には、東北新幹線の「なすの」(各駅停車)の一駅分では、まだまだメリットが小さいと思われる。例えば東海道新幹線の「のぞみ」の上りで名古屋で降りるところを寝過ごした場合には、新横浜まで行ってしまうことになり、乗客にとっては時間とお金の損失が多大だ。寝過ごし防止シートをこうした車両でも導入していただきたいと願うのは筆者だけではないだろう。
投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)
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この機能、新幹線だけでなく、一般の電車にもついていてほしいですね~。
例えば、乗り過ごしてしまうとものすごく遠くまで行ってしまう特急電車とかの、乗り換えの多い駅や、終電だけそのシステムが作動するとか・・・。とにかくあったら助かる人が相当増えそうな気がします!
素敵な記事で、次の展開が楽しみになっています!
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