韓国のソウルと東京、ワシントン、ロンドンなど世界の主要を結ぶKARA AIR(カラ航空)の機内食が人気を呼んでいる。
なんと、機内で肉をジュージューと音を立て、焼いて食べることができるのだ。そのため、各座席に焼肉用のロースターが設置されている。
搭乗前にウエブまたは空港の自動焼肉受付機で注文しておけば、食事時間になるとスチュワーデスが紙エプロンと一緒に骨付きカルビ、中落ちカルビ、ロース、ハラミ、牛タン、レバーなどを運んできてくれるので、あとは焼くだけだ。もちろん、焼くと音と匂いがわずかながら機内に広がるが、煙はボーイング社とエアバス社の共同開発による無煙システムで機外に排出される。もっとも、焼肉はもうもうと上がる煙こそがおいしさを倍増すると言う意見もあったが、機内での煙の浮遊については規制が厳しいため、無煙化するしかなかったようだ。
こうした焼き肉フライトの人気にヒントを得て、料金の安さだけに走っていた日本の国内航空会社は方針を転換しつつある。
つまり、観光立国を目指すためには、移動の楽しみも最大化すべきだと考え直したようだ。例えば、札幌便は「ジンキスカン」、秋田便の「きりたんぽ」、横手便の「焼きそば」、広島便の「お好み焼き」などを機内でジュージュー言わせて機内食として提供する準備を進めている。もちろん、火を使うものだけでなく、青森便では機内でマグロの解体ショー＆お刺身定食の提供も始まる。
投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)
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