【週刊毎朝】:本誌に先週、ある寄稿があった。それは匿名によるもので、「テレビ通販においては近年、催眠術的手法が目立つ。大げさな身振り手振りや、声のトーン、話すリズム、間の取り方など、催眠手法そのものを学習した業者が、こういったものに対する抵抗力のない視聴者たちを催眠にかけ、荒稼ぎをしているのは許せない」とあった。
これについて広告評論家のあきせみつなり氏は、「昔から広告というものは催眠術的なもので、それを問題視するのは今さら感がある。世の中うっとりしたい人たちが沢山いて、それをうっとりさせているのだから問題ない。購買は恋愛みたいなものだ。うっとりしたい人達と、うっとりさせる人達の利害は一致している。よほど変なものを売りつけない限りは規制の対象にすべきではない。第一、催眠とそうでないものの区別は事実上極めて困難だ。」と述べている。
しかし、あまりにも露骨な催眠的手法についてはやはり規制が必要だろう。特約で返品を認めている場合でも、返品は心理的敷居が高いため、入口のところで規制する必要性がある。また、現状ではテレビ通販ではクーリングオフが義務付けられておらず、催眠から覚めた後でも返品することができない場合も多い。これも改正の余地がある。
本誌では今後も催眠術的テレビ通販番組について調査を行い、読者の皆様に注意を喚起していきたい。
投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)
※本記事は、対象となっている事柄について、無限に広がる未来の可能性の中のたった1つを描いているに過ぎません。 ですから、決して記事の内容を鵜呑みにしないでください。 そして、もし本記事とは異なる未来を想像したのなら、それを別の記事として書いていただけると幸いです。 このプロセスを通じて、私たちは未来についての視野を広げ、未来の可能性を切り開いていくことができるでしょう。
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