動物園の人気者、ゾウのイメージは「気は優しく、力持ち」ではないだろうか。適切な調教をすれば荷物の運搬や芸をすることもできることからすれば、賢さもゾウが持つ魅力の一つかも知れない。
そんなゾウを飼いたいと思う人が少なからずいるのは当然だ。しかし、ゾウを飼いたいと思っても、自宅の狭い庭を見れば、あきらめざるを得ない。そんなゾウ好きの人に福音を与えたのは日本愛玩動物開発研究所が品種改良を行い小型化に成功した手乗りゾウの登場だ。
これまで、アフリカゾウ、アジアゾウを飼うとなると、煩雑な飼育許可申請もさることながら、陸上に棲む哺乳類では最大の体躯(体重6~7トン、体長6~7メートル)を持つため、一般の住宅ではスペースが不足するだけではなく、毎月、新車が買えるほどのエサ代も必要としていた。
ここのところブームになっている手乗りゾウは体長10センチ、体重3キログラム程度なので、室内での飼育には問題がない。もちろん、大型のゾウが持っていた能力はそのままだ。そのため、帰宅すると長い鼻を揺らしながらお出迎えをしてくれたり、投げたボールを鼻でつかみ持ってきてくれたりする。また、お風呂に一緒に入ると鼻で吸い込んだ水を飼い主にかけてくれたりもする。
ただ、手乗りゾウの人気が広がる一方で、警鐘を鳴らす研究者も少なくない。
東京動物大学の仙石教授は次のように語った。
「人間が思うがままに動物の品種改良をすることに抵抗を覚える。それは、人が生活のために猟犬や牧羊犬を改良したのとは違い、飼い主たちの嗜好だけで改良された愛玩犬などを見た感じた違和感に共通するものだ。また、ブームが去ったあと、捨てられた野良ゾウが街中に増えることも懸念される。」
投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)
※本記事は、対象となっている事柄について、無限に広がる未来の可能性の中のたった1つを描いているに過ぎません。 ですから、決して記事の内容を鵜呑みにしないでください。 そして、もし本記事とは異なる未来を想像したのなら、それを別の記事として書いていただけると幸いです。 このプロセスを通じて、私たちは未来についての視野を広げ、未来の可能性を切り開いていくことができるでしょう。
これは、「2040年4月23日 ミニアフリカ象の2世が誕生」http://www.miraishimbun.jp/article/a1e01b26-5a1b-4fb6-b2f7-1330b20f57eb の子記事に該当しますね。
確かに、ミニアフリカ象の2世誕生の子記事でした。記者の調査不足について、お詫び申し上げますぞう。 記者:ガブリエル
でも、楽しい記事だと思います(^^)/
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