文部科学省は全国の小学校で各生徒の机に、「わかる」ボタンと「わからない」ボタンを付けて、生徒が授業中に教師の話を理解できているうちは「わかる」ボタンを押し、理解できなくなったら「わからない」ボタンを押す仕組みを導入すると発表した。
このボタンを押した集計結果は直ちに教師がモニターを通じてリアルタイムに知ることができるため、教師は自分の説明が生徒に理解されているか、されていないかを即時に知ることができ、わからない生徒が多いときに説明をより分かりやすくしたり、繰り返すことによって、より多くの生徒が授業を理解できるようにすることができる。
どの生徒が「わかる」「わからない」のどちらのボタンを押したかはすぐには教師には分からない仕組みになっており、成績にも影響しないようにするため、生徒は自由にボタンを選択できる。
「わからない」を一定以上多く押す生徒については、後で担任にも、他の生徒にも知らせないように、別の教師が丁寧に、生徒のプライドを傷つけないような形で補習を行う。そのためいたずらで、分かっているのに「わからない」ボタンを押す生徒は出る可能性が少ないという。
投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)
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