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トレーニングジムで発電ができる

 「究極の物しか取り扱わない」がスローガンのアルティメットショップは14日、全てのトレーニングマシンが発電機になっており、トレーニングをすることによって電気を生み出すことができる新形態のジム、「エコッセ」の第一号店を六本木にオープンした。

 エコッセでは、ランニングマシンをはじめ、15種類のトレーニングマシンに発電機が取り付けられており、ジムで使用する電力全てをこの発電機によって賄うことができる。電力が余るようになった場合は電力会社に売電して、メンバーに還元することも可能である。同ショップでは、かねてからトレーニングジムでの人の運動による動力が無駄になっていることに注目しており、東京東海大学長寿医療研究センターと合同で、マシンの改良を続けていた。

 同ショップの前沢義一企画部長は、「ある夜、外から見えるトレーニングジムで、明るい照明の下でトレーニングする方々を見たときに、この労力を電力に生かせたらどんなにいいだろうと思ったことがこのエコッセ発案のきっかけでした。これまでも、エアロバイクなどで家庭で発電する仕組みはありましたが、もっと大々的に企業体として取り組む必要があると思いました。」と話している。

 ジムの最初のメンバーとなった、A氏(50歳)は、「体を鍛えるのが趣味だが、これまでは、自分だけのために鍛えている感じが微妙に嫌だった。鍛えあげた体で、ただ自己満足していてもただのナルシストだと思われてしまうことがあるし、トレーニングジムに行くこと自体贅沢だと思われる場合もあった。でも、発電して、社会に貢献するならもっと胸を張ってトレーニングができる。エコッセでは一日に発電した量を最後に確認できるのがとても気分がいい」と嬉しそうに語った。

 アルティメットショップでは、この「エコッセ」第一号店の感触次第で、全国に展開する計画を持っているという。

投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)

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