「究極のモノしか扱わない」がキャッチフレーズのアルティメットショップは15日、顧客が希望する思い出を脳内にインストールするサービス、「トータル・リメモリー」を開始する。
このサービスは、良質かつ濃厚な思い出を持つ1000人の人々の記憶を元に、360度3Dバーチャルリアリティマシンでその思い出を仮想体験することによって、あたかも同じ思い出を共有しているかのような記憶をすり込むものである。
現在、子供のころの記憶が「ゲームしかしてなかった。」とか「いつも家にいてインターネットをしていた。」というように極端に希薄な人々が30代前半くらいまでの世代に急増している。同ショップでは、このことが現実の世界でのストレスなどへの対処ができない人が増えていることの背景にあると考え、今回のサービスを提供することにしたという。
トータルリメモリーは、アルティメットショップに備え付けられたリラックス・ウォーターカプセルの中にぷかぷかと浮かびながら体験するものだ。記者は早速体験してみた。
プログラムが開始されると、青臭い、草むらの匂いがし始めた。そして広がる、原っぱでの遊び体験。無我夢中で遊んでいる子供たちの声が聞こえ、私はまるで子供のようになって、時間を忘れて楽しんだ。このプログラムは、アルファ波が誘発するような仕組みが随所に入っていて、トリップ感覚がすごい。そしてプログラムが終わると、確かにその体験がまるで私の思い出であるかのように感じられたのである。
確かに癒される。記者も子供時代の記憶と言えばゲームをしていたというのが多く、原っぱでどろんこで夢中に遊んだというような記憶はなかったのだが、このプログラムを1時間ほど体験しただけで、それが強い印象を持って記憶に埋め込まれた印象である。こういうのを体験していれば、何かと精神的にはいいだろう。
ある意味洗脳にもつながりかねないプログラムだが、同ショップの担当者によると、文科省が昨年秋に発表した、プログラム安全規準に準拠してい作られ、その適合性については社団法人安全プログラム協会によって保証されているからその点は折り紙つきの安心感がある。
投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)
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