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日本政府、有事の際の北の将軍・幹部一家の亡命受け入れを宣言

 韓国が北朝鮮の金正恩委員長らを狙う斬首部隊を創設し、いよいよ北朝鮮情勢が緊迫感を増してきた。わが国は数ヶ月前から北朝鮮への制裁強化を行ってきたが、一方で昨日、いざという時には北朝鮮の金正恩委員長・幹部およびその家族2~3百人の亡命を受け入れると外電にて通達したことが明らかになった。今後20年間はわが国の離島を一つ与え、自衛隊による防犯部隊で安全を保証し、在日米軍家族並みの待遇を約束するという。

 わが国の最大の懸念は、朝鮮有事の際に、米軍の攻撃を受けた断末魔の北朝鮮が、やけくそでミサイルを飛ばしてくることだ。北朝鮮が敗色濃厚となれば、降伏しても金正恩や幹部は処罰されることが明らかであり、かといって核放棄をして民主化でもしたらこれまで虐待されてきた人民から報復を受けることが明らかである。こうした金正恩らの立場を忖度し、やぶれかぶれになるくらいなら白旗を揚げて亡命した方が得だと認識してもらうことが目的のようだ。北朝鮮からわが国への幹部・家族らの移送は、自衛隊が責任を持って行うとのことである。

 なお、亡命後にこれまでの北朝鮮国内での金正恩委員長らの「悪事」が明らかになっても、罪に問わないと約束するという。内政不干渉と事後立法の禁止が根底にあるという。わが国の首相官邸の声明では、「ナポレオンもスペインの戦役で民間人を大量虐殺したが、流罪の際にはそれによる処罰は無かった。亡命後に亡命前の罪で裁くことはしない。」という。なお、20年間の安全保証期間中には、医療、教育、娯楽などを充実させ、20年後に次の世代の子供たちがわが国や外国に散らばって生活することが期待される。

 亡命先の離島としては、例えば、東京都伊豆七島の利島(人口約300人)や青ヶ島(人口約160人)などが候補に挙がっているという。島の元からの住民には迷惑がかかるかも知れないが、補助金その他で対応する。北朝鮮からのミサイルの恐れに比べれば安いものだろう。

 今回の通達の背景を識者らは述べる。「北朝鮮の主体思想(チェジュ思想)は、金一族の支配体制を絶対化する一種の宗教であり、時代錯誤も甚だしい。かといって、主体思想をやめてしまっては、これまでの悪事が明るみに出て、国民の怨嗟の声からルーマニアのチャウシェスクのように処刑されてしまう恐れがある。それが嫌で中国やロシアに亡命したところで、地続きでありいつ襲われるかわからない。となると、国民生活を犠牲にしてでも、核の強化で隣国を脅して生きながらえるしか道がない。ところが核を強化しすぎると米軍や国連の怒りを買ってしまうというのが金正恩らのジレンマだ。今回のわが国の提案は、こうしたニッチもサッチもいかない金正恩らに逃げ道を与えた意味で歓迎したい。」

 わが国のこの「提案」はおそらくは事前に米国側に打診済みであり、米国からの反対はない。ただ、韓国からは「北朝鮮包囲網」から勝手に日本だけが脱落したとのそしりを受けるおそれがある。わが国が金正恩に秋波を送ることで、イザという時のミサイル発射ボタンの日本、韓国、グアムの中で日本を外してもらうことを狙っているとの見方だ。一方で識者からの、「ミサイルを発射してしまっては、亡命も何もない。大量死の責任をとらされることが明らかだから。日本の提案は、ミサイルを発射するくらいなら亡命を選ぶという選択肢を与えたことに意味がある。」との好意的な意見もある。

投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)

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