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将棋のルールが改正、自陣で「成り」が3回まで可能に

日本将棋連盟は、再来年から将棋のルールを改正し、自陣でも「成り」を可能にすると発表した。ただし、自陣での「成り」は3回までとする。

これによって、9行ある盤の中で本来は相手陣の3行しか「成り」が成立しなかったこれまでのルールから、9行のうち自陣に相当する6行のどこでも3回までなら「成り」が可能になった。そのため、将棋の定跡にも様々な変化が検討されることになるし、詰め将棋でも「自陣成り履歴:2回」などと表示されることになる。

今回のルール改正は、将棋の根底をゆさぶるものとなり、別の新たな将棋が出現したとも言える。今回のルール改正の背景には、コンピューター(COM)の発達によって、プロ棋士がCOMソフトに負けることが当たり前になり、プロ棋士の権威が落ちたことを回復させる思惑があるとの、識者の指摘がある。

なるほど、いつでも「歩」が「と金」になる変化があるなら、ちょっとCOMではカバーしきれない複雑さが生じる。取った駒を再活用できないために将棋よりも単純なチェスでは、数十年前に人間の世界一がCOMに負けるようになった。一方で、盤面が広いために将棋よりも複雑な囲碁では、未だにプロに勝つソフトは出現していない。新将棋では、COMの追随を許さない新たな定跡が今後数十年にわたり開発されるだろう。

投稿日: 1970/01/01 09:00:01 (JST)

※本記事は、対象となっている事柄について、無限に広がる未来の可能性の中のたった1つを描いているに過ぎません。 ですから、決して記事の内容を鵜呑みにしないでください。 そして、もし本記事とは異なる未来を想像したのなら、それを別の記事として書いていただけると幸いです。 このプロセスを通じて、私たちは未来についての視野を広げ、未来の可能性を切り開いていくことができるでしょう。

コメント

コンピュータに負けないためのルール改正という視点がとても面白いですね。
確かにコンピュータよりも、実際の棋士が弱いというのはなんだか興ざめです。

未来大陸 (日付:

記事の実現可能性はともかく、近い将来、COMが将棋のトップに勝つようになるのは間違いないでしょう。そのときの日本将棋連盟の対応は?と思いました。

Edward (日付:

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